
磐田ファームでのお仕事
初めまして、磐田ファームです。
「ファーム」と銘打っておりますが、モスシャイン磐田ファームは今年設立されたばかりの新しい「営業所」です。出来立てなので何をしていく所なのかすらまだ決まっておりませんが、現在現場でしている事としては、温室ハウスで就労訓練として野菜づくりに努めている障害者の方たちの手伝いをしております。
現在磐田ファームがお世話になっているこの温室ハウスは、「野菜工場」というのが名前の由来のひとつだと聞いております。工場のように複数の工程があり、そこに様々な人が作業に入る事で仕事を完成していきます。
創業者の方は以前「『百姓』という言葉は百の仕事を持つ人という意味がある。それくらい忙しいんだ」と自身のご多忙さにかけて冗談まじりに話して下さいました。実際に100種類もの仕事があるのかは分かりませんが、それくらい多岐に渡る作業が含まれる「農業」というお仕事を、みんなで分け合っているのがこのハウスです。
色んな方がいて、色んな仕事があります。
誰もが一律に肩を並べて苗を植え、育て、収穫している、という訳ではなく
収穫した作物を出荷用に調整するだけの人もいれば、
苗を植えるためのベッドを消毒するだけの人もいます。
ハウスの中で働いていても、野菜に触らずに一日を終える事だってあります。私もそうです。
そこに野菜を作っている実感はあるのか、と言われると、あんまり無いです。
ただ、そこに引け目を感じた事もあまり有りません。
野菜を作る事以外にも、農業に必要な事はたくさんある事を知っていますから。
むしろ、各々が自分の役割に打ち込んで、その結果を次の工程の方へ託す、
という枠組みがあるお陰で、性別、人種、障害を問わず、色んな方が何かしらの仕事に参加し活躍できている事が、今の現場の良いところだと私は思っています。
…この温度と日差しに一日耐える覚悟はあるか、という条件はつき…ます…が…。
この記事を書いている今、暦の上では残暑を過ぎておりますが、まだ暑い日が長く続きそうです。
日差しの下で働いている皆様も、そうでない方も、どうかお気をつけてお過ごし下さい。